TOPJOURNAL 【INTERVIEW】ガレージと車、アウトドアを繋ぐ服。

【INTERVIEW】ガレージと車、アウトドアを繋ぐ服。

 

 

 

GORDON MILLERのガレージウェア開発に携わる2人のゆったり対談

 

 

GORDON MILLERの数ある商品カテゴリーの中でも取扱店舗が少なく、少量でこだわりの強いラインナップになっているガレージウェア。
今回は、今シーズンのウェアづくりに込めた偏屈なこだわりや今後やっていきたいことなどを、開発に携わるウェア担当の富山と商品チーフ栗田の自由な対談形式でお伝えしていきます。

 

 


 

 

 ー今シーズンのコレクションについて

 

富山(以下:富):今季のウェアは、開発中から「Car Trip Gear(カートリップギア)」と呼んでいたように、車で移動しながらのアクティビティを念頭においたディテール、デザインのものが中心になっています。
車から外に出て、また車に戻って移動して、そのまま車中泊して、という流れのなかでも常に快適で使いやすい、そのための要素がなにかというのを考えていろいろ詰め込んでいます。ぱっと見の印象以上に、いろいろと細かいディテールが散りばめられているアイテムが多いですね。

 

 

栗田(以下:栗):私は富山さんのコレクションとはまた別枠で、ガレージワークらしいアイテムをいくつかつくってみました。例えばCOWDENと一緒につくったドカジャン。ガレージワークで適当に着られてあたたかいアウターが欲しいなということで、ピットの人たちも冬に着るドカジャンをベースにワークやミリタリーの要素を取り入れながら、ちょっと面白い感じで再構築、再解釈して仕上げました。
あとはGRIP SWANYとのコラボレーションのオーバーオールも、もともとGRIP SWANYにはないオーバーオールを面白そうだからやりましょうよと持ちかけたもの。US NAVYのサロペットみたいなニュアンスとGRIP SWANYらしいポケットワークや難燃素材、丈夫さがあって、さすがにガレージで車のそばで火は焚かないかもしれないけど作業着としても申し分ないアイテムになっています。

 

 

 

 

 

 

 

(左) DOKAJAN WEP JACKET ¥23,000+tax / COWDEN × GORDON MILLER
(右) FIREPROOF OVERALL ¥18,000+tax / GRIP SWANY × GORDON MILLER

 

 

富:機能が詰まっていて理にかなっているという点ではミリタリーの要素がひとつの軸になることは多いですね。今シーズンに限らず。
それを我々らしい用途や、いま着るならどうしたいという視点で機能を変えてアップデートして作っていると言えるかも知れません。

 

栗:そうですね。それに加えて今季は、私のアイテムも富山さんのアイテムも、なんならウェア以外もですが、特に車の中と外、ガレージと出先を繋ぐ みたいなところにフォーカスしていろんな角度で表現しているシーズンだと思います。

 

 

 

 

富:今シーズンのウェアの中で特にアイコニックなのがデタッチャブルダウンブルゾンと3型のフリース、eVent®︎を使用した2型のアウターからなるロードトリップウェアです。それぞれがECWCSのようにレイヤリングもできるほか、先ほどあったように車の中と外を快適に繋ぐ、快適に過ごすを大事にしたデザインなので、他ではなかなかないディテールも組み込まれていたりします。
例えばダウンブルゾンは、袖やフードなどいろいろな部分を切り離せたりカイロを入れるためのポケットがあったり、この手のダウンジャケットには珍しくアクションプリーツがあったり。本当はつま先まであるボトムスも作ろうと画策してたんですけどね(笑)。

 

栗:そういうコンセプトだから当然、GORDON MILLER MOTORSに乗っているような方にはフィットするのが想像つくけど、結果的に守備範囲の広い服になっている部分もあると思うから、キャンプだったりいろいろな愛好家の人に着ていただけるんじゃないかと。ごりごりしすぎない塩梅になっているから性別関係なく使える気もします。

 

 

 

(左) eVent®️ 3 Layer Tactical Blouson ¥35,000+tax
(中) Detachable Down Blouson ¥28,000+tax
(右) Fleece Blouson ¥15,000+tax

 

 

 ーいつも念頭に置いていること

 

栗:ゴードン ミラーってつまり、ってなったときに言いたいことはたくさんあるけど、個性やシズル感の出てくるものづくりができたらなとは思っています。油臭さ、男臭い感じを突っ走ってしまえばいかにもなシズル感は出るのかも知れないけど、そんなにゴリゴリ車をいじるだけがゴードン ミラーが思うガレージやワークの感覚ではないし、いまの様式にあったバランスみたいなものは必要だなと。

 

富:しっかり見てもらえて、使えば意図がわかってもらえるようなコンセプトとの整合性だったりアイデンティティ、それがゴードン ミラーらしいバランスのガレージ観に繋がると思いますし、そういうところは大事ですよね。
それらを通して、人を感動させたいです(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 ーさまざまなカテゴリの中にある「ウェア」

 

富:せっかく幅広いジャンルのプロダクトがあるゴードン ミラーなので、カーインテリアやガレージツール、モータースなど他のカテゴリのアイテムとの絡み、相性の良さみたいなものはもっと追求していきたいですよね。
それぞれがクロスオーバーしていくような。

 

栗:やっぱりどのカテゴリでも機能優先というところを大事にしてつくっていくと、使う場所や誰が使うかによってそのもののキャラクター性や使い方が異なったりするのが面白いと思います。ウェアもまさに、誰がいつどこで使うかによって価値のポイントが違くて。
ブランドのコンセプトをより深めるという意味でも、ガレージと車と外を繋いだり横断したりする商品作りはカテゴリにとらわれずやっていきたいです。モジュールっぽい収納だったり丈夫なカップ、道具みの強いレインブーツやワークパンツ、やりたいことはまだいろいろあるんだよなあ…。

 

 


 

 

 

 

商品チーフ 栗田才以 (左)
プロダクト開発チームを束ねるチーフ。
<CANVAS SEAT COVER>など自ら手がける商品も多数。

ガレージウェア担当 富山武範 (右)
ゴードン ミラーのウェア領域の開発を担当。